「2.5日小型連休」実施への要望が高まっている。まだ実現には至っていないものの、これは検討を進める価値があるといえるだろう。休めない人は仕事もできないという言葉があるように、ピークを外した休暇やフレックスな休憩の奨励だけでなく、「2.5日小型連休」の試行も、民意に沿うものであり、それによって仕事はその本質に立ち返ることができる。勢いよく突き進むときも、労働と休息のバランスを上手くとり、頑張る時も頑張り過ぎず、休むべき時にはしっかり休むことで、活力がさらにみなぎり、より遠くまで進むことができるといえる。
河北省の人々にとっては「2.5日小型休暇」を享受できる可能性がありそうだ。同省政府はこのほど最新実施案を発表し、省政府弁公庁は実施案を印刷・配布し、有給休暇制度の実施案を打ち出し、ピークを避けた休暇やフレックスな休憩を取得するよう奨励している。また条件を備えた地域では、金曜午後と週末の土日を組み合わせた「2.5日小型連休」政策の実施を模索する。この情報が発表されると、ネットユーザーの間でたちまち話題となり、なかには、「半日休暇が追加されるのは良い事だが、そもそも『週休二日』すらない」という意見もあった。人民日報アプリが伝えた。
資料提供:河北省公式ウェブサイト
河北省の「2.5日小型連休」は、本当に実施されるのだろうか?省政府公式ウェブサイトに発表された情報によると、同省はこのほど、「消費促進のための体制・メカニズム改善に関する河北省の実施案 (2019―2020年)」(以下、「実施案」)を発表した。実施案によると、有給休暇制度を遂行し、ピークを避けた休暇やフレックスな休憩を奨励し、条件を備えた地域では、金曜午後と週末の土日を組み合わせた「2.5日小型連休」政策の実施を模索するとしている。
河北省政府は、「本実施案を定めた目的は、全省の住民の消費を抑制している直接的・間接的な際立った体制・メカニズムの障害の除去を加速させ、新たな消費成長点を育て、経済発展に対する消費の基礎的な役割を強め、全省経済の健全かつ穏やかな発展を維持することにある」としている。
「実施案」では、「有給休暇制度を確実に実施し、ピークを避けた休暇やフレックスな休憩を奨励し、条件を備えた地域では、金曜午後と週末の土日を組み合わせた『2.5日小型連休』政策の実施を模索する」ことが打ち出されている。同政策は、省人力資源(マンパワー)社会保障庁が指揮、省文化・観光庁が責任を請け負う。
このほか、「実施案」には、観光・文化スポーツ・健康高齢者事業・家政・教育トレーニング各分野における関連要求が盛り込まれている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年1月14日
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