21日の「2019阿里雲サミット in 北京」で、北京冬季五輪組織委員会とアリババ・グループ(阿里巴巴)のクラウドサービス「阿里雲(Aliyun)」が発表会を開き、2022年北京冬季五輪で「クラウド中継」を実現すると発表した。科技日報が伝えた。
今回の発表会を通じ、双方は「クラウド中継・生態協力革新行動」を正式に始動した。双方はその他の提携パートナーと協力し、クラウドコンピューティングと人工知能(AI)を基礎とする次世代大型総合性スポーツイベントスマート中継プランを共同構築する。
「クラウド中継」はクラウドコンピューティング、AI、インターネット高速伝送技術を利用し、中継設備のクラウド化と人員サービスの遠隔操作化を実現する。全世界で反応し、全世界を網羅し、全世界で制作することで、「クラウド中継」は競技中継サービスコストを大幅に削減し、中継チームの制作の効率を高めることができる。
「クラウド中継」にはどのようなメリットがあるのだろうか。北京冬季五輪組織委員会広報部の常宇部長は「我々はクラウド中継技術の研究開発を奨励しており、スポーツイベントの遠隔操作による制作・中継の実現に取り組んでいる。クラウド技術を通じ、番組制作、編集、字幕などの作業を従来の中継車からクラウドに移す。国内外の各テレビ局は重く高価な中継設備を冬季五輪の海上に持ち込む必要がなく、クラウドで制作・中継を行える。五輪の高画質・低コスト中継を実現し、より多くの視聴者が気軽に冬季五輪を視聴できるようになる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年3月22日