中国科学技術大学への取材によると、同校の兪書宏教授が率いるチームはフルーイディック・セルフ・アセンブリ(FSA)により、従来の商用ポリアミドをベースとし、超大面積の柔軟性透明スマート窓材料の開発に成功した。研究成果はCell Pressの学術誌「iScience」に掲載された。科技日報が伝えた。
研究者は20分内に約7.5平方メートルのシルバーナノワイヤ「ナイロンスマート窓」を作ることができる。コストは約100元(約1640円)。この柔軟性透明スマート窓はサーモクロミズム染料と結びつくことで室内の照明の強さを変え、さらに高効率の煙霧収集装置として室内の空気を浄化できる。空気浄化の効率は最高99.65%に達し、そして50秒内に空気中のPM2.5の濃度を重度汚染(248μg/m3)の状態から優良(32.9μg/m3)の状態に変えることができる。またナイロンスマート窓は煙霧収集後、エチルアルコールに20分浸すだけで洗浄でき、再利用可能だ。100回以上再利用しても、その浄化の効率を維持することができる。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月14日
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