中国の婚姻率が5年連続で低下 晩婚と非婚はもはや時代のすう勢に? (2)

人民網日本語版 2019年04月03日14:09

晩婚や非婚を支持する理由として、多くのネットユーザーは、次のようなコメントを寄せている。

「結婚のためのコストが高すぎる!」

「結婚などせず、一人で生きていくほうが、ずっと自由で楽しい!」

「質の低い結婚は、質の高い独身には到底及ばない」

等々。

若者にとって、結婚はもはや生活する上での「必需品」ではなくなったことは明らかであり、それどころか、独身生活によってもたらされるメリットをもっと享受したいと考えているようだ。

〇結婚とは万人に当てはまるスタンダードとは限らない

30歳になる独身の楊楽さん(仮名・女性)は、「私は、結婚適齢期に入ったのに独身でいることについて、焦りや不安は別に感じていない」とし、自分の現在の生活状況について、次のように話している。

毎月、安定したまずまずの収入を得ており、マンションなどのローン返済も抱えていない。週に1度はフィットネスジムに通い、休暇は親しい友人数人と旅行やウィンドウショッピングを楽しんでいる。ただ、楊さんは、決して自分は「独身主義者」ではないという。結婚の可能性を全く排除している訳ではないが、焦って結婚する気もないだけだ。

「結婚は焦ってすることではなく、『何歳までに結婚して、何歳までに子供を産む』といった方程式で計算すべきものではないし、万人に当てはまることでもない。今、独身でいることは、私にとって最適の状態と言えるかもしれない」と楊さん。

楊さんの結婚に対する考え方は、実際のところ、多くの若者が心に抱く思いと同じかもしれない。多くの「80後(1980年代生まれ)」や「90後(1990年代生まれ)」にとって、焦って結婚するという考えはほぼ皆無のようだ。

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