北京市海淀区、自動運転シーン応用モデルエリアを建設へ

人民網日本語版 2019年04月09日13:09

出勤時に自動運転車が地下鉄駅もしくはバス停から社員を会社の外まで送り届ける。日常的な食事やコーヒーの注文、宅配便の受け取りでも自動運転車がサポートしてくれる。昼休みには自動運転遊覧車に乗り、美しい自然風景を観賞する……北京市海淀区は中関村環境保護科学技術モデルエリア(以下「同エリア」)を建設し、自動運転技術と製品の実際のシーンにおける応用を模索する計画だ。北京日報が伝えた。

2018年に発表された「北京市コネクテッドカー産業白書(2018)」は、500平方キロメートル以上のスマート交通応用モデルエリアを作ると打ち出した。うち海淀区北清路の沿線では100平方キロメートルの自動運転革新モデルエリアを建設する。モデルエリアは道路を開放するだけでなく、自動運転と人の生活シーンを結びつける。

同エリアは3つの面から自動運転シーン応用モデルエリアの建設を推進する。まずはエリア内の道路を改築し、路傍の施設と看板を増やし、ネットワークを敷設する。次に異なる応用シーンを構築する。それから自動運転関連企業を誘致する。

すでに一部の企業が同エリアと商談を進めている。京東商城は同エリアで北京市初のスマート配送モデルステーションを建設する計画を立てている。智行者が独自開発する自動運転清掃車「蝸小白」も同エリアに進出する可能性がある。四維図新は同エリアで高精度測位基地局、スマート信号、自動車・道路共同路傍設備、一部の車載測位通信設備を設置する意向を持っている。智網科技は同エリアで基礎データ連結管理プラットフォームを構築し、エリア内の自動車・道路・人のデータを同じプラットフォームにアップデートし、統一的に管理する見通しだ。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月9日

  

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