自動運転に特化するAI企業の飛歩科技は21日、中国郵政EMS及び徳邦快遞と戦略的協力関係を結び、共同建設した複数のL4レベル自動運転物流ルートが、使用開始から3カ月後に常態化共同運営の新たな段階に入り、国内で第1陣の日常運営を実現した自動運転トラックになったと発表した。北京日報が伝えた。
昨年の「ダブル11」(11月11日のネット通販イベント)期間中、飛歩科技が独自開発したL4レベル自動運転トラックが、浙江省で正式に使用開始され、実際の環境における日常運営を展開した。このほど新たに常態化運営を開始した郵政輸送ルートを例とすると、全長は23.6キロで、野菜市場、繁華街、駅、住宅地、広場などさまざまな複雑な区間を経由する。交差点は50カ所以上、信号は26基にも上る。
浙江省には、このような自動運転物流ルートが他にも多くある。飛歩科技が中国郵政や徳邦などと提供する、L4レベル自動運転貨物輸送サービスが、「ダブル11」「ダブル12」(12月12日のネット通販イベント)などEC物流ピーク時に続々と提供されるようになってきた。走行距離は累計3600キロにのぼり、6万個以上の荷物を運んだ。
その輸送距離は現段階では主に100キロ以下で、配送センター間、倉庫間の短距離輸送となっている。飛歩科技の創業者兼CEOの何暁飛氏によると、今後は100キロ以上の商用自動運転物流ルートを追加し、運営するという。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年2月22日
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