最新の研究報告によると、中国の電気自動車市場は今年、世界シェアが4位になり、前年の11位から7位上昇した。さまざまな新規定と全国に拡大して行われている自動運転テストが市場の発展を後押ししたという。中国は世界で最も重要な自動運転車市場の一つになる見込みだ。中国新聞社が伝えた。
世界的プロフェッショナルファームのKPMGが14日に発表した年度報告「自動運転車成熟度指数報告」は、各国の自動運転技術の準備状況や開放姿勢を紹介しており、中国はノルウェー、スウェーデン、オランダに続く4位に位置づけられた。
KPMGの中国自動車産業パートナーの陳友合さんは、「中国の特定の道路や都市道路、高速道路にはこれから徐々に自動運転車が登場する。『簡単な道路状況での自動運転』から『複雑な道路状況での自動運転』へと安定的に発展することへの信頼感が高まるとみられる」と話す。
陳さんによると、「中国はさまざまな新規定を打ち出し、全国に拡大して自動運転テストが行われ、これが市場の発展を後押しした。市場規模の巨大さと5Gなどの新技術の後押しもあり、中国は世界的に重要な自動運転車市場になることが期待される」という。
中国の電気自動車充電ステーションの数は、オランダ、ノルウェー、韓国に続く世界4位だ。昨年は充電インフラ設備が2倍になり、充電ステーションが100キロメートルあたり2.5ヶ所から5.7ヶ所に増えた。
また中国政府が出資する自動運転車テストの規模は世界5位で、前年の16位から大幅に上昇した。また中国のネット配車の規模は世界一だ。
業界の専門家は、「自動運転からネット配車まで、中国の自動車科学技術は引き続きベンチャー投資家の注目を集めている。彼らは電気自動車、バッテリー、充電インフラといった競争力が高く、新しい選択肢に強い関心を寄せている」と指摘する。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年2月20日
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