漢服を着て花見のブーム到来?まだまだ少数派の意見も (3)

人民網日本語版 2019年04月10日10:11

米菲さんは、「漢服の流行は、伝統文化に対する一種の反応と言えるかもしれない。自分が楽しみ、古い時代を懐かしむというより、漢服ファンは、漢服を媒体として伝統文化を発揚することをより望んでいる。伝統文化に対する社会の関心と重視が、漢服ブームが起こった原因であり、漢服ファンは、大学生だけに限らず、一部の企業にもそのようなグループがある」と指摘。別の漢服ファンも、「伝統的な民族衣装に対する人々の愛着はますます高まっており、個人の装いに対する受容度も高くなっている。漢服を着る人が増え、それを恥ずかしいと感じることもなくなった」と語った。

厳密な意味での完全な漢服一式とは、小衣(下着)、中衣、大衣(上着)の3層からなるのが一般的。だが、現在公園などで見かける漢服姿の人々の装いはまさに多種多様で、漢服要素を盛り込んだだけというのがほとんどだ。米菲さんも、「漢服は現在もまだまだマイナーなグループでしかない。中国人の祝日の装いとして着用されるように一般にまで広まるのはまだまだ先の話」との見方を示した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年4月10日

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