北京冬季五輪首鋼園区、自動運転車にセンチメートル級測位を応用へ

人民網日本語版 2019年04月10日13:21

首鋼園区は2022年北京冬季五輪の冬季五輪組織委員会の所在地であり、3つの五輪訓練センターと1つの開催地がある。五輪期間中、歩行者と自動車が混在する複雑な交通状況が生じうる。自動運転車はより多くの突発的な問題に直面するため、低コストで信頼性の高い高精度測位能力のサポートがいっそう必要になる。9日の取材によると、測位サービス企業の千尋位置は首鋼園区内の各種自動運転車にセンチメートル級の測位サービスを提供する。各種無人制御ロボットが冬季五輪の関係者に安全かつ信頼性の高いサービスを提供できるようにする計画だ。科技日報が伝えた。

千尋位置はこのほど冬季五輪特別プロジェクト弁公室から証書を発給された。これは北京市科学技術委員会から委託され、清華大学と首鋼集団などが共に建設を担当するプロジェクトだ。千尋位置は首鋼園区内でモデル応用される自動運転小型清掃車、自動運転小型配送車など各種自動運転車に、センチメートル級の高精度測位サービスを提供する。

首鋼園区は特別プロジェクトを通じ、2018−21年にかけて多くの車種のL4自動運転モデル応用を展開する。応用の成果は園区の冬季五輪期間中の日常的な運営の需要を満たす。科学技術冬季五輪特別プロジェクト責任者、清華大学車両学院の楊殿閣教授は、千尋位置のセンチメートル級の測位サービスにより、自動運転車はタイムリーに自らの位置・速度・姿勢の情報を入手し、中央制御システムのルート決定、走行方向の調整、正確な駐車を行う根拠を提供する。高精度地図との結びつきにより、自動運転車は事前に想定していた車線内を安定的に走行し、その他の車・道路・施設と安全な距離を保つことができる。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年4月10日

  

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