卒業シーズンの美容整形市場が熱い 美貌が足がかりに?

人民網日本語版 2019年07月03日09:08

卒業シーズンと夏休みシーズンを迎え、業者は消費力が上昇しつつある学生層に再び目を向けるようになった。そのうち、多くの美容医療機関も夏休み経済競争に加わっている。中国新聞網が伝えた。

▽夏休みの美容整形ブーム

北京市の美容整形機関を取材したところ、夏休みシーズンの顧客獲得に向けて、多くの機関が学生を対象に「夏休みのお得な整形キャンペーン」を打ち出し、学生証を提示すれば受けられるさまざまな優待を受けられる仕組みとなっている。

上海伯思立医療美容問診部の美容外科医の徐暁斐さんは、「確かに、夏休みを利用して整形する学生の割合は高い。毎年シーズンの6-8月になると、整形する人の数がこれ以外の月より80%以上増える。そのかなり多くが学生層だ」と説明する。

2018年に美容医療産業が行った調査の報告では、中国美容医療市場の規模はすでに2200億元(1元は約15.8円)を超えている。消費者の年齢をみると、18年に整形をした人のうち、19歳以下が18.81%を占め、最多は20-25歳で40.41%を占めたという。

北京聯合麗格第一医療美容医院の郭樹忠院長は、「大学受験が終わった7-8月に、これから大学生になる人ともうすぐ大学を卒業する人で休みを利用して整形する人がたくさんいる。うちの病院では、毎年夏休みシーズンの手術件数は普段より30%以上多く、一日に40件以上手術する日もある」と話す。

郭さんによれば、「年代をみると、現在の整形をする層には低年齢化の傾向もみられる。ここ数年、高校受験を終えた中学生が両親に連れられて整形の相談をするというケースも少なくない」という。

郭さんは続けて、「しかし、私は18歳以下の子どもには整形を勧めない。年齢が低い時に整形すると、まず美しさというものについての考え方が幼いので、流行に踊らされやすくなるという問題があり、次に年齢が低いと骨格がまだ成長しきっていないので、うかつに手術すると高いリスクを負うことになる」との見方を示す。

整形をする理由について、同報告のデータをみると、女性では半数以上が「自分のため」とし、また19%が「仕事のため」としている。

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