中国三大かまどの重慶が「火力不足」で涼しい「ニセモノの夏」

人民網日本語版 2019年07月10日18:05

ネット上では最近「ぜひ重慶に避暑に来てください」というフレーズが流行している。これは、中国で最も暑い「三大かまど」の一つに数えられる四川省重慶市でこのところ涼しい天気が続き、平均気温が20度前後しかなく、「火力不足」であるためだ。人民網微信(ウィーチャット)公式アカウントが伝えた。

例年7月には、中国の伝統的「かまど」都市である重慶は常に「火力十分」で、37度以上の高温の天気が続くのが一般的。しかし今年は例年と大きく異なり、7月1日以来、気温が低く長雨が続き、平均気温は25.5度と、涼しい日が続いている。

9日午前にも、重慶の一部地区で断続的に雨が降ったため、多くの市民が「こんな夏はニセモノだ」と感じている。重慶市中心部の街中では、長袖の上着を着る市民の姿も見られた。

天気予報によると、今年7月、重慶全市の平均気温は27.8度で、例年の同時期より0.4度前後高くなる見通しだ。全市の平均降水量は200ミリで、例年同時期より約1割多いと予想されている。7月中旬・下旬になると、重慶の大部分の地区で盛夏となり、雨の少ない時期に入り、各地で高温が続くと見られている。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年7月10日

  

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