中国銀聯は各商業銀行とともに北京で15日、初の国境を越えたキャッシュバック機能付き銀聯カードを発行すると発表した。まず中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行、交通銀行、招商銀行、平安銀行、興業銀行、広発銀行の9行が第一弾として同カードを発行し、以降、他の商業銀行とも協力してカード発行を進めていくという。
カード保有者は海外の170以上の国・地域のオフライン店舗2700万ヶ所以上でカードを利用して買い物をすると、1回ごとに利用額の1%がキャッシュバックされる(キャッシュバックは一カ月あたり1千元<1元は約15.7円>が上限)。銀聯のモバイル決済アプリ「雲閃付」と紐付けしていれば、そちらのポイントも同時にたまる。また同カード保有者には海外WiFiやグローバルショッピング保険といった保有者だけの特典があるほか、ビジネス目的の旅行・移動などで特色ある世界的サービスを利用することもできる。
現在、銀聯カードの受け入れネットワークは世界170あまりの国と地域に広がり、商業施設5500万ヶ所以上(うち海外は2700万ヶ所以上)、ATM290万台以上(うち海外は170万台以上)に達する。海外38ヶ国・地域のPOS端末1800万台以上が銀聯の雲閃付に対応し、30ヶ国・地域の商業施設1080万ヶ所以上が銀聯のQRコードに対応し、「衣食住・移動・旅行・ショッピング・エンターテインメント」をカバーする複数の消費シーンで、利用者は雲閃付アプリをスキャンして支払いができる。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年7月16日