5割が「鉄道利用体験に満足」の調査結果

人民網日本語版 2019年07月26日15:28

漫画:ysc

中国青年新聞社社会調査センターと問巻網がこのほど2004人を対象として実施した調査によると、鉄道を利用した列車移動に対する感想として、「良かった」と答えた人は54.5%、「まあまあ」は42.3%、「良くなかった」は3.2%にそれぞれ達した。列車車内でのマナー違反行為が発生する原因については、「一部乗客の個人的素養が低いことによる」と答えた人は67.2%、「規則・制度が整っていないため」が55.6%、「列車の乗務員や鉄道公安官の管理が不徹底であるため」は51.3%だった。中国青年報が伝えた。

北京のインターネット関連企業で編集の仕事をしている燕羽さんは、「列車での移動は、全体的に良いとは思うが、少し騒がしいのが問題だと感じている。乗客の大声や携帯・PCの音声、子供の泣き声などを、車内でよく耳にする」と話した。

北京の大学で学ぶ王媛さんは、年越しのために高速鉄道を利用して帰省するという。彼女は、「乗車体験は全体的にまあまあ」と感じている。

〇「列車規則・制度の完備を提案」66.4%

「良くない乗車体験は、今後の移動の際の交通手段選択に影響を及ぼす」とする人は69.8%に達した。乗車体験を向上させるための方法として、「鉄道列車の規則・制度を完備すべき」と提案した人は66.4%、「マナー違反行為に対する処罰をより厳しくすべき」は61.8%、「マナーを守った乗車のPR・普及を強化すべき」は60.6%に、それぞれ達した。

王媛さんは、「さまざまな措置を講じて、乗客に対してマナーを守った乗車をめぐる教育を施すべきだ。たとえば、高速鉄道の列車内では、煙草を控えるよう乗客に注意喚起を促すアナウンスを定期的に放送しており、同時に、喫煙によって煙感知警報システムが作動することも説明している。こうした啓蒙活動や注意喚起を行っているため、高速鉄道での喫煙行為は滅多に見られなくなった。騒ぐことや座席を独占するといった現象も、このような方法で解決できるはずだ。車内での法律執行力を強化し、定期的に抜き打ち検査を行う鉄道公安官の数を増やし、これらの問題が発生したら、ただちに法に依る厳しい取り締まりを行う必要がある。このほか、車内でのマナー違反行為については、社会信用システムとリンクさせて、違反者の信用記録に違反行為を残すことは極めて効果的」との考えを示した。

今回の調査に参加した回答者は、男性が46.0%、女性が54.0%。年代別でみると、「00後(2000年以降生まれ)」が1.3%、「90後(1990年代生まれ)」が30.9%、「80後(1980年代生まれ)」が48.2%、「70後(1970年代生まれ)」が14.9%、「60後(1960年代生まれ)」が3.9%、その他が0.8%を、それぞれ占めた。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月26日

  

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング