日常生活で、路線バスや地下鉄に乗っていて駅を乗り過ごしてしまうことがよくある。慌てふためきながら急いで下車して、反対側にある逆方向のバスや地下鉄に乗り込む。
しかし、路線バスや地下鉄ならまだいい。駅を乗り過ごしてもそれほどの距離ではないし、戻るための運賃もそれほど高くない。
でもそれがもし高速鉄道だったら?どうしたらいいのだろう?しかしなんと、高速鉄道では戻りの運賃は無料なのだ!
天津の高速鉄道用停車場を発車する「復興号」(資料写真)。
「鉄道旅客運輸処理細則」第三十七条にはこう定められている。
乗車券の誤販売や誤購入、誤乗、乗り過ごしなどで旅客を送還する必要がある場合、列車長(乗務責任者)が旅客運輸記録証明を作成して次の停車駅に提出する。
駅では乗車券の裏側に「誤乗」と明記して駅名印を押し、最近の列車を指定して無料で乗客を送還しなければならない。
無料送還区間において、駅・列車ともに旅客に対し勝手に途中下車してはいけない旨を伝えなければならない。
つまり、高速鉄道で駅を乗り過ごしたことに気づいたら、まずは列車長(乗務責任者)に旅客運輸記録証明を発行してもらい、それからその記録証明を持って鉄道関係者の指示に従い、勝手な行動をしてはならない。旅客運輸記録証明があれば改めて乗車券を買う必要はなく、次の駅に到着した後、無料送還の手配をしてもらえる。(編集AK)
「人民網日本語版」2019年7月25日