華為(ファーウェイ)の社長は23日に社内向けメールを発表し、2019年の優れた人材と認められる新入社員を対象に年俸制を実施することを明らかにした。創業者の任正非氏の署名が添えられていた。対象になった8人の新入社員の年俸は、最低が89万6千元(1元は約15.7円)、最高が201万元になる。「中国青年報」が伝えた。
対象リストのトップに名前が挙がった鍾■(金へんにりっとう)さんは中国科学院大学の2014年度修士課程、2016年度博士課程の卒業生で、所属機関は中国科学院自動化研究所、専門は「パターン認識とスマートシステム」。
鍾さんを指導した同研究所の劉成林副所長は取材に答える中で、「今回のことは確かに大きな注目を引き起こした。ここ数年、人工知能(AI)分野は人気があり、最近は当研究所でオートメーション分野で仕事を見つけた人の給与は軒並み高かった。この分野、工業の現在の発展ペースは速く人材ニーズは多く、給与も高く、これは当たり前のことでもある。しかしファーウェイの場合は、少し高すぎるので、自分たちは驚いている。これまで100万元を超えるケースは非常にまれだった。昨年は60万元を超えれば高かった。私たちの目からみると、 オートメーション分野で育成した学生は全体として優秀だ。 オートメーションの大部分でAIを利用するので、AIの各分野での給与が特に高い」と述べた。
また18年度「人民網奨学金優秀技術課題賞」の受賞者リストをみると、名前が挙がった賈許亜さんは清華大学のコンピューター学部で、提出した課題「Intelligent path control for energy-saving in hybrid SDN networks」は1等賞に選ばれた。
▽来年も天才少年200-300人を誘致する