運動は健康に良いものだが、本当に「1日1万歩」歩くことが最善なのだろうか。海外の研究から、高齢女性の場合、1日約4400歩歩くと死亡リスクが低下するが、7500歩以上歩いても、死亡リスクがそれ以上低下することはないことが、このほど明らかになった。中国婦人報が伝えた。
研究チームは、1万6741人の女性のデータを分析した。彼女らの平均年齢は72歳、歩数計を携帯してもらい、毎日の歩数をカウントした。4.3年後の追跡調査の時点で、504人の女性が死亡していた。分析によると、1日の歩数が最も少ない女性(平均2718歩)に比べ、1日4363歩歩いていた女性の死亡リスクは41%低かった。毎日5905歩の女性の死亡リスクは46%低く、毎日8442歩の女性の死亡リスクは58%低かった。1日の歩数が1千歩多くなると、あらゆる原因による死亡リスクは15%低下した。だが、このメリットは、1日の歩数が7500歩を上回ると、それ以上大きくなることはなかった。また、研究から、歩くスピードと死亡リスクとの間には相関関係はないことが判明した。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月29日