10分間の日光浴で子供の腸カタル罹患率が6%低下

人民網日本語版 2019年07月25日16:36

日光浴をするメリットは、身体や心が喜ぶことだけにとどまらない。日光浴によってビタミンDが体内で生成され、さらには腸の健康にも役立つ。オーストラリア国立大学(ANU)による最近の研究から、子供の頃に十分に日光浴することで、炎症性腸疾患に罹患するリスクが低下することが明らかになった。生命時報が伝えた。

炎症性腸疾患は、世界中に蔓延しており、患者は低年齢化の傾向を呈している。研究チームは、日光浴と炎症性腸疾患との関係を明らかにする目的で、オーストラリア国内の子供たちを対象とした追跡調査を実施した。その結果、毎日、屋外での日光浴がわずか10分間だけだったとしても、調査対象となった子供が炎症性腸疾患にかかるリスクは6%低下した。さらに、毎日30分間日光浴をすると、このリスクは約20%も低下した。

研究代表者を務めたANU健康・医学部のロビン・ルーカス教授は、「太陽光は、免疫システムの改善に有益で、腸の炎症を緩和する働きがある。大人は、今すぐ行動を起こし、毎日短時間でも日光浴するよう心がけると良い。その時に、必ず子供も一緒に日光の元で遊ばせるようにすれば、子供の健康にとって一生の宝となるだろう」としている。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年7月25日

  

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