中国最大のメディアロボットメーカー及びサービスプロバイダーの新華智雲は26日午後、独自開発した25種のメディアロボットを正式に公開した。科技日報が伝えた。
これらのロボットは「メディアブレーンマジックショート動画スマート生産プラットフォーム」(以下「同プラットフォーム」)に集約されている。文字認識が可能なもの、自動的に字幕生成が可能なもの、リアルタイムで生中継と編集が可能なもの、動画ニュースを容易に作れるものがある。
浙江省はこのほど台風9号(レキマー)に見舞われた。メディア関係者にとって、この超大型の台風は大きな試練でもあった。
AI(人工知能)女性キャスターによる気象災害警報情報の放送、銭江動画「数説台風」の風速の時間に伴う変化、それから台風横断中の心温まるストーリーを目にしたことがある人もいるだろう。これらの動画はいずれも、同プラットフォームのサポートを受けていた。
メディアブレーンは中国初のメディアAIプラットフォームで、新華智雲が2017年末にリリースした。新華智雲は新華社とアリババが共同出資・設立したもの。
新華智雲の徐常亮連席CEOは取材に対し「メディア業界は開放的かつ複雑な分野で、画像認識、顔認証、音声認識、自然言語処理などの各種技術を用いることが多い。業界ではこれまでメディア業界向けのスマート模型が開発されることが稀だった。メディア業界でAI技術に適した応用シーンを見つけるには、メディアと技術ができるうえで、大量の素材とデータを蓄積しなければならない。例えば今回発表された25種のロボットの中には『アクシデント認識ロボット』がある。これは動画素材の中から『火災』『爆発』『衝突』事件、及び『警務・医療などの特殊車両』を認識し、編集部に直ちに注意を促すことができる。さらに動画の二次処理を行い、象徴的なカットを選択し、これを編集者や記者に推薦することができる」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月27日