北京市人民政府、工業・情報化部(省)、中国科学技術協会が共催する世界ロボット大会2019が20日、北京市で正式に開幕した。世界各地のロボット分野の有名企業180数社が、700以上の新製品を携え華々しく登場した。科技日報が伝えた。
中国電子学会が大会で発表した「中国ロボット産業発展報告書2019」(以下「報告書」)によると、今年の世界ロボット市場の規模は294億1000万ドルに達する見通しだ。2014−19年の年平均成長率は約12.3%になるという。
世界ロボット市場において、中国ロボット産業の活躍が引き続き際立っている。
報告書によると、今年の中国のロボット市場の規模は86億8000万ドルに達し、2014−19年の平均成長率が20.9%にのぼる見通しだ。うち産業ロボットは57億3000万ドル、サービスロボットは22億ドル、特殊ロボットは7億5000万ドル。
報告書は「中国ロボット市場は現在、高度成長期に入っている。産業ロボットは7年連続で世界最大の応用市場になった。サービスロボットの需要の潜在力が高く、特殊ロボットの応用シーンが大幅に拡大されている」と指摘した。
サービスロボット分野を例にすると、市場規模の急拡大に伴い、サービスロボットはロボット市場・応用の中で注目を集める分野になっている。
中国の今年のサービスロボットの市場規模は前年同期比で約33.1%増となり、世界のサービスロボット市場の伸び率を上回る見通しだ。2021年には駐車ロボットや店員ロボットなどの新興応用シーンのロボットが急成長し、中国のサービスロボットの市場規模が40億ドル近くにのぼる見込みだ。
中国科学技術協会党組書記、中国科学院院士の懐進鵬氏は大会で、「新材料、中核部品、メインチップOS及び自主学習、協調制御アルゴリズムなどの細分化分野の創造力は、すでに世界ロボット分野における競争の中核要素、専門的方向になっている」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年8月21日