大学教員の9割が自身の仕事に対して高い評価

人民網日本語版 2019年09月10日15:18

本日9月10日は「教師節(教師の日」。大学教員にとっては、新学期スタートの節目の時でもある。中国青年報が伝えた。

マイコス(麦可思)研究院がこのほど発表した「2019年大学教員の教学投入状況」に関する統計データによると、2018―2019学年度において1週間あたりの平均勤務時間は大学学部教員が46.9時間、高等職業学校・高等専科学校教員が46時間だった。

大学教員の9割近くが、自身の仕事を評価しており、仕事に対する評価の高さは大学教員により多くの達成感をもたらしていることがわかる。自身の仕事に対して評価するとした割合は、大学学部に在籍する教学・研究型教員は88%に上り、高等職業学校・高等専科学校教員は80%だった。また、学生指導教員グループの仕事に対する評価が最も高く、大学学部指導教員が91%、高等職業学校・高等専科学校指導教員が88%だった。

数年前から、「大学教員を教学の場に帰す」すう勢が、キャンパス内外の共通認識になっている。統計データによると、調査対象となったここ1年間に授業を受け持った大学教員の、教学(授業)活動に対する1週間あたりの平均投入時間は16.8時間だった。このうち大学学部教員の場合、教学活動に対する1週間あたりの平均投入時間は17.4時間だったのに対し、研究活動に対する1週間あたりの平均投入時間は16.1時間だった。高等職業学校・高等専科学校教員の場合、教学に対する1週間あたりの平均投入時間は15.9時間、研究活動に投入する時間は平均15.4時間。

全体的に見て、大学教員が教学活動に費やす時間は、研究活動に投入する時間をやや上回っていた。教員の86%は、「自分自身が教学活動に費やす時間とエネルギーは、ほぼ十分だと感じている」と認識していた。

教学の改善については、教員が新年度に教学活動改善の一環として最も力を入れたいと思っていることは、学生とのインタラクティブ活動や意思疎通を強化することだった。統計データによると、大学学部教員が学生と授業時間以外に交流する時間は、1週間あたり平均2.6時間、高等職業学校・高等専科学校教員の場合は2.5時間だった。学生との交流の主な内容は、学習・学術、プライベート、インターン・就職などに関することだった。

このほか、大学学部教員の84%と高等職業学校・高等専科学校教員の87%は、「在籍学校に、教師が教学活動により多くの時間を投入することを奨励するような措置やインセンティブが設けられている」と答えた。この状況は、教学分野に対して大学がかなり重視しているという事実を反映している。

今回の調査は、今年8月5日から8月8日に行われ、大学教員2248人から有効なアンケート回答が回収された。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年9月10日

  

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