ナーザのように「自分の運命は自分で決めよう」 中学校校長が始業式で生徒を激励

人民網日本語版 2019年08月30日10:16

河北衡水中学(中高一貫校)の党委員会書記を務める郗会鎖校長は、このほど行われた始業式において、空前の大ヒットを記録している国産アニメ映画「哪吒之魔童降世(ナーザ 魔童降世)」のなかで、抗えないような運命に立ち向かい、道を自分の力で切り拓いていく主人公の少年神・ナーザが叫んだ「自分の運命は天が決めるのではなく自分で決める」という素晴らしい台詞を引用して生徒たちを激励した。28日の時点で、同校の公式サイトへのアクセス数は10万を上回っている。中国新聞網が伝えた。

郗校長は、「私たちは抗えないような運命と全力で向き合うたびに、人生の道を変えていくような準備をしているようなものだ。運命にとらわれてしまっていると感じた時は、幸運の神による加護に望みをかけるよりも、ナーザやサメと同じように、全力で戦うべきだ。その不屈の精神や決して諦めない気持ちとエネルギーで運命を変えていこう。日々の暮らしの中で、自分は運が無いと不満を抱く人はどこにでもいる。裕福な家庭に生まれてこなかったことを不満に思い、生まれつきの才能に恵まれなかったことや、人々にもてはやされるような素晴らしいルックスではないことに不満を抱いている。また、クラスメートや先生、親が自分を分ってくれないと常に不満を抱くなど、その不満を抱く相手は数えられないほど多いかもしれない。映画に登場するナーザは、悪魔として生まれ、世の人々からはことごとく嫌われるが、このような運命に対して勇敢に立ち向かっている。生徒諸君にはここから運命に対峙する不屈の精神とエネルギーを学んでほしい」とした。

河北衡水中学の公式サイトのスクリーンショット(撮影・崔志平)。

同校204組に入学したばかりの陳汝佳さんは、「私たちの家庭環境や外見は全て、生まれつき決まっている。だが、運命も同様であるかどうかは、誰も知らない。誰もが心の中に追い求めるものがあるし、私はそれを追い求めることが大切だと信じている」と話した。

ある生徒の保護者は、「子供たちに人気がある映画を用いて、ポジティブな教育的指導を行い、子供たちに正しい理念を抱くよう導くことによって、子供たちの暮らしにより近づき、子供たちが共感を覚え、共鳴を得られたと思う」とコメントした。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年8月30日

  

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