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重慶の高校卒業生が似顔絵イラストで進学先マップを作成

本物の「優等生」は成績だけじゃない!

人民網日本語版 2019年08月01日16:39
重慶の高校卒業生が似顔絵イラストで進学先マップを作成

重慶南開中高一貫校2019年度卒の3組の生徒たちはこのほど卒業後の進学先マップを、「全く新しい」手法で描き出した。全クラス生徒60人を似顔絵イラストで描き出している。今年の「高考(全国大学統一入試)」で、彼らは全員、重点大学に見事合格し、そのうち15人は清華大学と北京大学に進学する。重慶晨報が伝えた。

〇全員重点大学に合格、今年度卒業生の進学先マップはとてもユニーク

この「水彩による地区の地図+校章+大学名+生徒の氏名」の進学先マップで、最も目を引くのは、何といっても生き生きと描かれた生徒たちの似顔絵イラスト。生徒たちは、それぞれ北京や上海、浙江省など13省(直轄市)や香港特別行政区で今後勉学に励むことになっている。

このユニークなマップでクラスの各生徒のことが良く分かるだけではなく、彼らの進学先も非常に興味を引くものとなっている。なぜなら全員が重点大学に合格するという快挙を成し遂げたからだ。

クラスの全生徒60人のうち、11人が清華大学に、4人が北京大学に、4人が復旦大学に、3人が上海交通大学に、2人が同済大学に、4人は香港大学など香港の大学に、1人が浙江大学にそれぞれ合格した。そのほかの生徒も、北京師範大学、中央財政経済大学、中国人民大学、北京航空航天大学、南開大学、哈爾浜(ハルビン)工業大学などの重点大学に合格した。今年の大学入試における重慶市理科系成績上位者10人のうち、5人がこのクラスの生徒だったという。

〇1週間夜なべしてマップのデザイン原稿を完成させた生徒たち

この卒業後進学先マップを作成するために、生徒たちは並々ならぬ努力をしたという。制作リーダーを務めた曹馨月さんは、「卒業後の進学先マップ作りは、高校卒業生がこれまでやってきた伝統イベント。斬新で記念として意義があり、かつクラスの特徴を備えたマップを作るため、クラスメート全員の似顔絵イラストを描くという方法を思いついた」と説明した。

方向性が定まると、クラスの委員会がすぐに招集をかけ、制作チームを組織。ふだんから絵を描くのが大好きで絵に関する基礎知識や能力を備えた生徒6人が「作画」を担当し、クラス全員の写真を参考に、各人の特徴やそれぞれの個性を示す表情や動作、さらには愛称を組み合わせてデザインし、描き出した。

作画担当の6人は、3晩を費やして、クラスメート60人を描き出した。

その後、クラスの公式アカウントを開設し、文章の原稿を書いた。1週間の作業を経て、この「卒業後の進学先マップ」がとうとう完成した。(編集KM)

「人民網日本語版」2019年8月1日

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