中国科学院は27日に北京市で記者会見を開き、中国科学院が作成した「地球ビッグデータによる持続可能な発展サポート目標報告書」を正式に発表した。人民網が伝えた。
地球ビッグデータ科学特定プロジェクトの責任者で、中国科学院院士の郭華東氏によると、国連2030年アジェンダの推進は2015-30年の中心的な活動の一つだ。同報告書は国連総会で発表された。これは国家戦略的科学研究力としての中国科学院の、国連の持続可能な開発目標(SDGs)の分析や評価、モニタリングに貢献する、質の高い科学技術サポート能力を示している。
同報告書は中国科学院が2018年に開始した地球ビッグデータ科学特定プロジェクトに基づいている。ゼロ飢餓、清潔な飲用水及び衛生施設、持続可能な都市及びコミュニティ、水中生物、陸上生物の6大指標に焦点を当てる。マルチデータ採集、クラウドデータ分析、人工知能(AI)及びブロックチェーンなどの技術方法を採用し、世界から地方スケールの典型的な事例を体系的に分析する。世界と地域のSDGs空間評価指標体系を構築し、SDGsの世界と国別の進捗を動的に評価する。(編集YF)
「人民網日本語版」2019年9月30日