中国の国宝紹介番組「国家宝藏」が「JAPAN CONTENT SHOWCASE」でプロモーション 

人民網日本語版 2019年10月23日14:33

中央広播電視総台の国宝を紹介する番組「国家宝藏(NATIONAL TREASURE)が今月21日から25日にかけて東京で開催中のマルチコンテンツマーケット「JAPAN CONTENT SHOWCASE」に設けられた中国聯合ブースでプロモーションを行っている。22日午後には、特別プロモーションイベントを開催した。中国新聞網が報じた。

「国家宝藏」のプロデューサーと総監督を務める于蕾氏は同イベントで番組のコンセプトやスタイルを説明した際、「History」という英語の単語は「Hi」と「Story」に分けることができると話し、「『国家宝藏』は中国の歴史の物語に『Hi』と声をかけ、歴史をワクワクするストーリーに変えて、視聴者に伝えるのが中心コンセプトだ」と説明した。

イベント終了後、日本の文化・博物界の専門家、中日の文化関連の高官、海外メディア、中日文化交流機構の代表などが、番組のクリエイティブ、スタイルのPR、日本語版の製作などをめぐって、「国家宝藏」の番組製作チームと交流を行った。

「国家宝藏」のプロモーションを国外で行うのは、香港地区、フランス・カンヌ、英国ロンドン(2回)に続いて、日本が5回目。中国オリジナルの番組スタイルをPRするという点でも、「JAPAN CONTENT SHOWCASE」では、重要な位置を占めている。「国家宝藏」は最近、オランダのテレビ製作会社・エンデモルと、国際版「国家宝藏」を共同で製作することで合意した。また、「国家宝藏」が大ヒットしているため、BBCなどの海外メディアも提携を強く望んでいる。央視記録国際伝媒有限公司が英国の製作会社と共同で製作したドキュメンタリー「CHINAS GREATESTTREASURES」が今月5日から、BBCのワールドニュースチャンネルで配信されている。

「国家宝藏」は中央広播電視総台が2017年末から放送している国宝を紹介する番組。これまで、2シーズンにわたり、故宮博物院を含む国家級重点博物館17館と連携して、中国でも最も貴重な国宝54点をめぐる古代の職人の知恵、その背後にある物語・エピソードなどを紹介してきた。同番組は、スタジオバラエティ、ドキュメンタリー、舞台劇パフォーマンス、リアリティ番組などのアート形態を融合させ、「ドキュメンタリー型バラエティ番組」という新たなジャンルにチャレンジしている。2シーズンが放送され、テレビや動画配信サイトなどを通して、合わせて9億人以上が視聴。動画配信サイトのクリック回数は2億回、SNSの関連投稿のクリック回数は50億回に達している。そして、文化・博物系の番組、ゲーム、図書、オーディオ出版物などの文化関連商品が大人気となっている。「国家宝藏」は、オンラインやオフラインを通して、中国の博物館の文化財を中国だけでなく、世界中にPRしている。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年10月23日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング