中国人民銀行は30日、2020年版パンダ金銀記念コインセット(計12枚)を発行した。12枚の内訳は、パンダ金銀記念コインが6枚とパンダ精製金銀記念コインが6枚で、いずれも中華人民共和国の法定貨幣となっている。また、2020年版パンダ金銀記念コイン発行セレモニーが初めて人民大会堂で催された。中央テレビニュースが伝えた。
2020年版パンダ金銀記念コインセットの正面デザインはすべて、北京天壇公園の祈年殿で、国名と年号も表記される。裏面デザインは、竹を食べるパンダの図柄のほか、額面と重量、品質が記されている。記念コインをデザインした宋麗娜さんは、「2020年版パンダ金銀記念コインのデザインコンセプトは、2019年版を受け継いでいる。2019版記念コインは、パンダの母子がテーマで、パンダの赤ちゃんが中国で誕生したという素敵なストーリーが表現されていた」と話した。
中国では、1982年から毎年、パンダ記念硬貨セットが発行されており、2020年までに計39版が発行された。パンダ金銀記念コインのデザインは毎年変わり、規格と発行枚数は、発行政策と市況に基づき毎年調整されている。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年10月31日