有料自習室が話題に お金を払ったほうが一生懸命勉強できる!?

人民網日本語版 2019年10月30日16:47

微博(ウェイボー)の検索ランキングに28日午前、「有料自習室の料金は1日最低28元(1元は約15.4円)から」がランク入りした。武漢晩報が報じた。

そして湖南省長沙市の有料自習室も市民の間で大きな話題となっている。広さ約200平方メートルの自習室には、「集中できる個人スペースエリア」、「没頭エリア」、「拾光エリア」、「小声でディスカッションエリア」が設けられており、平日の料金は1日28元からとなっている。責任者の彭さんによると、同自習室は韓国ドラマ「応答せよ1988」にインスピレーションを得ているのだという。

2015年に放送され大ヒットとなった「応答せよ1988」では、ヒロインが自宅近くの自習室に通っていた。その自習室は、集中できる個人スペースエリアがあり、勉強用の資料を置くことができる簡易本棚も設置されていて、静かに、かつ快適に勉強ができる。

インターネットで検索してみると、武漢や南京、西安などにも、同様の有料自習室がある。生活情報サイト・大衆点評で武漢の「自習室」を検索すると、関連の情報が20件以上ヒットした。場所は三鎮に分布しており、ほとんどが繁華街や商業エリアの近くで、「自習室チェーン店」も少なくなかった。料金は1時間、1日、1週間、1ヶ月、さらに1年単位の設定がある。1日の料金を見ると、数元で1度体験できるものから、約50元のものまでさまざまだ。

河南省洛陽市の各区には無料の「都市読書ルーム」があり、身分証明書を使って利用できる。そこには、飲用水があり、携帯などを充電できる環境も整っている。2017年から、同市は、「都市読書ルーム」の建設を全面的に推進し、「15分読書圏」の構築に取り込み始めている。そして2019年1月7日の時点で、読書ルームが110ヶ所設けられている。

「有料自習室」について、ネットユーザーからは、「とてもいい場所。『借りてきた本のほうがまじめに読む』という言葉と同じで、良い学習環境ができ、同じ志を持つ人が集まるので、勉強の効率も上がる」、「大人にはそんな勉強の場所が必要だ」、「お金を払っているのだから、元が取れるよう一生懸命勉強できる」などの声が上がっている。

しかし、「本当に勉強ができる人はいつでもどこでもできるものだ」、「『応答せよ1988』のヒロインは毎日自習室で寝ていた」、「どこで勉強したほうが効率が良いかは、人によって違う。家でなら10時間でも勉強できるのに、図書館では全然できないという人もいる」、「無料の公共の図書館のほうがいい」との声を寄せるネットユーザーもいる。(編集KN)

「人民網日本語版」2019年10月30日

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