昨年に続いて、第2回中国国際輸入博覧会が今月5日に開幕する。会場の上海国家エキシビションセンターには、150以上の国・地域から企業3千社以上が出展し、「ハイテク」や「初披露製品」が続々とベールを脱ぐことになる。人民日報が報じた。
10月22日午前10時、平ボディートラック2台に載せられたパトロール船が会場に運び込まれた。イタリアの高級ボート・クルーザーメーカー・フェレッティ上海事務所の陳鋼首席代表は、その長さ20メートル、高さ6.8メートル、重さ37トンの船を指しながら、「これは今年の一番大きい展示品で、アジアでは初披露だ!」と胸を張った。同社は2年連続の出展で、昨年展示したクルーザーより、今年の195型高速パトロール船のほうが技術レベルが高い。
第2回輸入博覧会の新たな見所は?
(1)規模がさらに拡大。例えば、シンガポールの企業は84社、ニュージーランドの企業は約100社が出展する。今年の展示面積は2度拡大され、36万平方メートルを上回った。出展する企業とバイヤーの数は既に第1回を超えた。
(2)クオリティがさらにアップ。世界の最新の抗がん剤、世界で最も細く、最も短いインスリンの注射針、世界初公開の建築ゴミ粉砕機、ウェアラブル外骨格マンマシン、世界中から集まった自然食品など、一流の商品・製品が数多く出展される。
(3)「イノベーション」がさらに強化。屋外「自動運転」エリアや冬季五輪競技体験エリアなどが新設され、フレッシュ感があり、体験型のプログラムが増えた。新設された「輸入博覧会リリース」プラットフォームでは、部(省)・委員会10機関以上が政策説明や政界・ビジネス界対話などを実施するほか、世界貿易機関(WTO)や国連工業開発機関(UNIDO)などの国際機関が年度報告を発表する。
(4) ランクがさらにアップ。虹橋国際経済フォーラムの国際性、代表性、権威性が高まった。今回の虹橋国際経済フォーラムは、開幕式のメインフォーラム、5つのサブフォーラムで構成されており、各国・地域から政界、商業界、学界、国際機関の代表約4千人が参加し、世界経済が再び活力を取り戻すために提言を行う。
(5) 成果がさらに充実。第2回輸入博覧会には、取引チーム39チーム、取引サブチーム約600チームが参加する。開催期間中、マッチングイベントが100回以上開催されるほか、需要・供給マッチングイベントを開催して、ビッグデータを活用したスマートマッチングを取り入れ、出展する中小企業約千社にマンツーマンの商談サービスを提供する。今回の輸入博覧会は、さらに多くの商機、選択、成果をもたらし、各方面によりいっそう満足感を抱かせることができるだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年11月5日