■BRICSの責任を果敢に担い、世界の平和と安定を守る
厦門会議で採択された「BRICS首脳厦門宣言」に含まれる71項目の合意のうち、25項目が国際平和・安全と関係するものだ。BRICSは発足当初から「対立ではなく対話、同盟結成ではなくパートナーシップ構築」を準則に、国連憲章の趣旨と原則及び国際法と国際関係の基本準則に従って国家間の関係を処理することを提唱し、自らの発展を実現すると同時に他の国々と発展のチャンスを分かち合うことを望んできた。
BRICSの協力理念は理解者と賛同者が増え続け、国際関係の民主化を促進する建設的パワーとなっている。国連事務次長、国連アジア太平洋経済社会委員会(ESCAP)事務局長を歴任したシャムシャド・アクタール氏は「中国などBRICS構成国の経済発展の経験は、世界の平和と安定を維持するための参考になりうる」と指摘する。