北京でペスト患者2人の受け入れ判明、関連当局「予防と治療が可能」

人民網日本語版 2019年11月14日13:43

北京で2人のペスト患者を受け入れたことに世論の注目が集まっている件について、中国疾病予防コントロールセンターは13日、公式サイトに「ペストは予防と治療が可能で、北京市民は過度に感染リスクを心配する必要はない」とする文章を掲載した。人民網が伝えた。

同センターは、「北京市はペストの発症地ではなく、自然環境中にペスト菌は存在しない。ネズミもペスト菌を保有していない。市民がネズミなどの動物との接触で感染する恐れはない」としている。

患者2人の受け入れが判明した後、北京市衛生健康システムでは直ちに2人の患者を隔離治療し、患者らが北京市にやって来てからの実際の行動など対する詳細な疫学調査、曝露群に対する詳細な徹底調査、接触者に対する医学観察と予防性服薬、関連場所に対する徹底的な消毒を行うと同時に、発熱患者へのモニタリングを強化しており、今回ペストがさらに拡散するリスクは極めて低い。市民は正常な仕事や生活、医療機関受診が可能で、感染リスクを心配する必要はない。

報道によると、内蒙古(内モンゴル)自治区錫林郭勒(シリンゴル)盟衛生健康委員会と北京市朝陽区衛生健康委員会は13日夜に共同で、「2019年11月12日、内蒙古自治区錫林郭勒盟蘇尼特(ソニド)左旗で、専門家の立ち合い診察の結果、2人が肺ペスト患者と診断された。現在、患者は北京市朝陽区の関連医療機関で適切な治療を受けており、関連予防コントロール措置が実施されている」との情報を発表した。(編集AK)

「人民網日本語版」2019年11月14日

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