毎年年末になると、日本最大のグルメ評価サイトが今年の最も注目を集めた食品を発表する。今年のベストグルメには「タピオカミルクティ」が選ばれた。中国中央テレビ局(CCTV)のビジネスチャンネルが伝えた。
日本のミルクティ店の中には、客を呼び込むため、従来のミルクティの作り方をやめ、いつも使っている紅茶の代わりに日本の抹茶や玄米茶などを使ってミルクティを作るところもある。またタピオカの下ごしらえ時に細かく砕いた桜の花びらを入れるところもあり、多くの若者の間で人気がある。こういう凝ったタピオカミルクティは1杯500-700円するという。
日本の消費者は、「タピオカミルクティにはいろんな味があって選べるし、手のひらに収まるので持ち運びが便利で見た目もいい。甘い物が欲しくなると買っているので、週に最低2回は飲む」と話した。
東京でタピオカミルクティ店を経営する中島徹さんは、「お客様はSNSアプリでうちの店を見つけたという人が多く、リピーターの方も多い。売り上げは、多いときは一日500杯から600杯になる」と述べた。
実際、ミルクティ店だけでなく、日本のさまざまな企業もタピオカミルクティの商機に相次いで目をつけ、さまざまな新商品を打ち出している。
取材した店では、タピオカミルクティのイベントを開催中だった。いろんな味のタピオカミルクティだけでなく、非常に独創的な料理もたくさん登場していた。
タピオカが入った担々麺、ギョウザ、麻婆豆腐などもあり、見た目も非常にユニークだ。
推計によると、2023年に世界のタピオカミルクティ市場の規模は3400億円に達することが予想される。今の日本では、大手カフェやレストランチェーンが独自ブランドのタピオカミルクティを発売するだけでなく、化粧品ブランドもミルクティ店と業界の枠を越えて手を組み、アイシャドーや口紅などを打ち出し、ブーム真っ盛りのタピオカミルクティ市場でパイの分け前にあずかろうとしている。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月30日