携帯電話が必需品になるにつれ、携帯するのに便利でありながら大画面もほしいと考えるユーザーが増えている。そこで折りたたみ式スマートフォンが重要なソリューションの1つになった。
先に業界では2019年が折りたたみ式スマホ元年になるとみていた。現在の状況から考えると、2020年は華為(ファーウェイ)、サムスン、モトローラなどのスマホメーカーが折りたたみ市場をめぐって激しく戦う重要な年になるとみられる。韓国・聯合ニュースの30日付報道によれば、サムスンは2020年2月、他社に先駆けて折りたたみ式の新製品を投入する予定だ。
しかし、今年9月に発売されたサムスンの「Galaxy Fold」が横方向の折りたたみ式だったのと違い、新製品は縦方向の折りたたみ式で、ディスプレイは6.7インチ、折りたたむとコンパクトな正方形になり、かつて流行った「二つ折りガラケー」を思わせる。ただ折りたたむのはディスプレイで、そしてさらに薄くなり、価格もよりサイフに優しくなって、定価は150万ウォン(1ウォンは約0.1円)から190万ウォン、人民元にすると約9千元(1元は約15.6円)から1万元ほどだ。
折りたたみ式スマホの市場はまだ本格的に始動していないが、すでに各メーカーが覇権を争う状態になっており、市場には巨大なニーズもうかがえる。最低価格1万6999元のファーウェイの「MateX」は販売開始から数秒で完売し、一部の中古品取り扱いプラットフォームでは10万元に値段がつり上がっている。
サムスンの「Galaxy Fold」は発売から約3ヶ月で、販売量が100万台を突破し、一日あたり平均1万台以上が売れた計算になる。
そして、モトローラの「刀鋒」はニーズが爆発的に増加して、出荷の延期を発表せざるを得なかったほどだ。
分析によると、「2020年はより多くのスマホブランドが参入するようになるにつれ、折りたたみ式スマホ市場の規模がさらに拡大し、価格も低下するだろう」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2019年12月31日