北京・上海・広州・深セン女性の6割以上が「自分は良妻賢母ではない」 (2)

人民網日本語版 2020年01月10日13:51

「どのくらいの月収があれば、『家事からの解放』が実現するのか?」という問いについては、さまざまな考え方が寄せられた。「5万元(1元は約15.8円)以上」とした人が最も多く(37%)、「2万元以上(18.2%)」がこれに続いた。

(写真は主催者による提供)

春節(旧正月、2020年は1月25日)が近づき、お見合いや父母からの結婚の催促が、若い人にとって避けて通れない話題となっている。お見合いについても、感じ方は人それぞれのようだ。「お見合い中に最も嫌なことは?」との問いに対し、「ピンと来ない(21.76%)」が最も多く、「ギクシャクした会話」、「相手の魂胆が見え透いており、各種条件をチェックし過ぎ」が続いた。だが、女性と大学学部卒以上の学歴を持つ人は、「ギクシャクした会話」が嫌な人が多い一方で、男性および学歴が短大以下の人の場合は、「相手の魂胆が見え透いており、各種条件をチェックし過ぎ」な相手に対して、より強い反感を抱いていた。

このほか、男性のお見合い相手は、「父母・親戚の紹介」によるものが多く、女性のお見合い相手は、「友人の紹介」による場合が多かった。希望する結婚相手を地域別に見ると、男性は、四川・広東・河南・湖南・江蘇各省の女性を好む傾向が高かったが、女性は、広東・北京・浙江・江蘇・四川各地の男性を好む傾向を呈した。

(写真は主催者による提供)

報告によると、感情の面では、63%が、「家庭内で各自が独立したスペースを持ち、相手のスマホは、許可を得ない限りチェックしない」と考えていた。家計管理については、女性の半数以上が、「男女とも生活費を負担し、家計管理は妻がすべき」と考えていた。一方、「資産管理が得意な方が家計管理をすべき」とした男性は36.96%に上った。

家事分担について、女性の42.55%は、「男性も家事をすべき」と考えていた。だが、同時に、「結婚相手が家事をしない」ことを容認しているのは、男性より女性の方が多かった。結婚相手が全く家事をしない場合、「離婚という道を選ぶ」と答えた女性は15.7%にとどまったが、男性では、この割合は27.3%に上った。

地域の違いによって、家事に対する考え方にも差が見られた。全体的には、「男女平等、家事分担、明確な分担」を主張する人は63.5%を占めたが、この割合は、北京・上海・広州・深センではより高く、78.2%に達した。(編集KM)

「人民網日本語版」2020年1月10日

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