無印良品(MUJI)は「中国エリアでの利益が8年ぶりに減少に転じる」とともに、品質の問題がたびたび明らかになっている。無印良品(上海)商業有限公司(MUJI中国本部)は9日、「中国大陸部市場における具体的な売上高のデータはこれまで発表したことがない」とのコメントを発表した。「北京日報」が伝えた。
さきにメディアが伝えたところによると、MUJIブランドを展開する株式会社良品計画が発表した2020年度第1四半期の決算では、中国市場の売上高が初めて減少したという。
無印良品側によると、「当社は昨年7月、第1四半期連結累計期間の親会社の株主に帰する当期純利益が65億9400万円であり、前年同期比30.9%減少したとのデータを発表しただけであり、しかもこのデータは親会社である株式会社良品計画の当期純利益のデータであって、無印良品の中国市場における売り上げの純利益ではない」という。
昨年から、無印良品は確かに商品の品質の問題などがたびたび発覚しており、消費者の中で全体的なイメージが低下していた。
昨年1月、香港の消費者委員会は、「検査により、無印良品のクッキー類から遺伝毒性と発がん性のあるグリシドールとアクリルアミドが検出された」と指摘した。昨年2月には日本富山県黒部市にある工場で製造されたボトル入り飲料「天然水」から発がん性が疑われる臭素酸が検出され、無印良品は「炭酸水」を含むボトル入り飲料の回収を発表した。また昨年7月には、北京市市場監督管理局が流通分野の専門家による家具類商品の品質サンプル検査の結果を公表した。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年1月10日