代理で食事・雪だるま・お見合い 百花繚乱の「代理経済」

人民網日本語版 2020年01月10日11:14

今や、モバイルインターネットをはじめとする新技術の登場により、ますます便利になったソーシャルチャンネルや取引プラットフォームがさまざまな内容の新消費モデル「代理経済」を生み出した。代理で食事をする、代理で雪だるまを作る、代理で順番待ちをする、代理でお見合いをするなど……百花繚乱の代理サービスは、すでに私たちの生活のあらゆる細部へと浸透しており、一種の目新しい経済現象になるとともに、消費高度化の大きな流れにも合致している。「半月談」が伝えた。

バーチャルなゲームの世界では、ステージや順位こそがプレイヤーの能力とステータスの象徴であり、どのプレイヤーにも上のステージに行きたいというニーズがある。そこで「ゲームの代理練習」の巨大な市場が生まれた。淘宝(タオバオ)では、「Dota2代理練習専門」という商品が約1ヶ月で1万点以上を売り上げ、多くのプレイヤーから、「すごく満足した。価格以上の価値がある。これからもっとステージが上がったら、また代理練習を頼みたい」などと評価する声が聞こえてくる。

代理練習だけではなく、代理で食べたり飲んだりすることもオンライン取引プラットフォームには幅広く存在する。代理サービスの範囲は拡大し続け、私たちの想像の範囲を次々に超えている。プラットフォームをみてみると、実際に「代理経済」というジャンルが確立している。

ゴミの分別がよくわからなければ、「代理ゴミ捨て」サービスを頼めば時間と労力の節約になる。病院では長いこと待たされるので、「代理順番待ち」サービスが登場した……百花繚乱の「代理経済」が提供するサービスは誰でもできるちょっとしたことのようだが、実は日常生活の中で多くの人がこうしたサービスを硬直的需要として必要としている。サービスにさまざまなスタイルがあり、ニーズには千差万別の理由があることから、代理経済は急速に普及していった。

社会の分業が細分化 余暇をお金に換える

代理行動の中から価値あるものを探り当て、サービスを提供することで価値を最大化するというのが、代理サービスの背後にあるビジネスの論理だ。

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