上海市第15期人民代表大会第3回会議が15日に開幕し、上海市内居住エリアのゴミ分別排出率が15%から90%まで向上したことが明らかになった。中国新聞社が報じた。
1月15日、上海世界博覧会センターで開幕した上海市第15期人民代表大会第3回会議(撮影・殷立勤)。
上海市の応勇市長が行った政府活動報告によると、上海全市で1日に排出される回収可能な資源ゴミの量は431.8%増加し、水分を含んだゴミの量は88.8%増加、乾燥したゴミの量は17.5%減少、有害なゴミの量は501.4%増加、ゴミ処分のうち埋め立てる割合は41.4%から20%に低下した。
上海市緑化市容管理局は15日、「上海市は2020年、生活ごみ全行程分類体系を基本的に確立し、ゴミ廃棄の第一段階から分別廃棄するゴミ収集場所の建設基準を完備し、ゴミ分別収集所の建設基準化を完全に実現する」との方針を示した。
同局によると、2020年、上海市は、回収可能な資源ゴミ回収量を1日あたり6千トン以上、有害ゴミ排出量を1トン以上、水分を含んだゴミ排出量を9千トン以上とし、乾燥したゴミ排出量を1万6800トンまでに抑制し、資源ゴミの回収・利用率を35%以上とする目標を掲げている。
また、上海市は、2020年、乾燥したゴミ焼却能力と水分を含んだゴミ資源化利用能力の新規増加量を1日あたり3450トン以上とすることを目指している。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年1月17日