日本人俳優・三浦研一の目に映る中国の新型肺炎との闘い (2)

人民網日本語版 2020年02月15日09:17

「医師の役も演じてみたい」

三浦さんはニュースを通して、ウイルスとの闘いの第一線に立ち、必死に戦う医師らの姿を目にし、「膨大な数の患者がおり、医療資源も不足している。医療従事者は、感染のリスクがあるにもかかわらず、必死で患者を治療しており、その姿には本当に感動させられる」と語る。

「友人から、映画・ドラマにできるようなウイルスとの闘いにおける、感動的なエピソードをたくさん聞いた。機会があれば、医師の役も演じてみたい」と三浦さん。「僕の父親は医師。こういう事態になれば、父親も第一線に飛んで行ったことだろう。だから、第一線に立ってウイルスと闘う医療従事者を本当に尊敬している」。

今日も明日には歴史になる

ウイルス感染拡大が深刻化する中、日本の政府だけでなく、民間も中国に援助物資を次々に送っており、三浦さんもそのような活動に参加している。三浦さんは友人を通して、日本から援助物資を送ってもらい、できる限りのことをして、中国の各支援機関にそれを届けている。「なぜそんなにがんばるのか?」との質問に、「当たり前のことをしていだけ」と三浦さん。

「友好」という言葉で中国と日本の関係を形容するのは「水臭い」という三浦さんは、「『友好』というのは普通の友人に使う言葉で、日中関係はそれよりもっと親密。二階俊博幹事長が中国を『親戚』に例え支援の意向を示した表現が大好き」と話す。

中日関係の話になると、国際関係を専門に学んだ三浦さんは堰を切ったように話し始め、十数分の約束の取材が1時間以上に。「日中間には、一種の『血縁』上の架け橋がある。中国がなければ、今の日本もない、もしくは今のような日本はない」とし、「ほとんど人が日本の遣隋使、遣唐使を知っており、歴史上の日中交流はそれよりもっと早くに始まった。日中交流史の全体を見ると、関係が悪化したこともあるが、友好、親密な交流がほとんどを占めている。中国にある、『曇りの日より晴れの日ほうが多い』という言葉通りだ」と語った。

そして、「歴史を銘記し、歴史を反省しなければならないが、歴史に束縛されてはならない。歴史の主旋律を把握し、今を生き、未来に前進しなければならない。なぜなら、今日も明日には歴史になるのだから」と述べた。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年2 月15日

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