「無境界図書館」の誕生だけでなく、「無境界学習」も流行中だ。多くのプラットフォームが時間制限付きで本の朗読視聴サービスや閲覧サービスを無償で提供している。
また複数の大学で名物教員の授業を提供し、社会全体で共有するようにしている。清華大学は微博(ウェイボー)とコラボレーションして「宅家」クラウド学校を打ち出した。社会学、線型代数学、国際政治、中国金融システムなどの学術的カリキュラムもあれば、感染症予防の心理、声楽レッスン、コミュニケーションのテクニック、演説法などの一般教養的カリキュラムもあり、囲碁棋士の柯潔氏による囲碁レッスン、「清華大学食堂の特色あるメニューのレシピ大公開」といった楽しいカリキュラムもある。
データによると、新型肺炎による外出制限で、電子書籍やオンラインカリキュラムなどを手がける業界の業務量が目に見えて増加した。支付宝が提供したデータを例にすると、感染期間中に、支付宝の電子書籍閲覧件数は延べ300万件を超え、前年同期の2.2倍に増加した。論文のダウンロード数は17万8千本で、こちらも同25.4%増加した。
このほか新東方や網易有道などの研修機関がオンライン教育カリキュラムの優待サービスを相次いで打ち出し、釘釘、騰訊(テンセント)教育、淘宝(タオバオ)大学、快手などのネット企業も自社のインフラを利用して展開を進め、オンライン教育の競争に加わった。市場には、「多くの地域で大学から小学校まで授業再開が延期されており、電子書籍やオンラインカリキュラムの人気はこれからも上昇するだろう」との見方が広がる。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年2月19日
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