大雪でウイルスが凍死? 中央気象台がコメント

人民網日本語版 2020年02月19日14:57

13日より強い寒波が襲来し、中国中東部地域は今冬最大の降雨・降雪を迎えた。全国各地の気温が急激に低下したが、これに伴い「大雪でウイルスが凍死する」という説が唱えられている。中国気象局中央気象台は微博公式アカウントで「思慮を欠いている。ウイルスは寒く乾燥した空気のほうを好む」とコメントした。新華網が伝えた。

実際に降雪がウイルスの拡散に対してプラスの面とマイナスの面がある。プラスの面として、降雪は空気を清潔にすることができる。これは雪が空気中を漂う粒子状物質を効果的に落とすためで、これらの粒子状物質内にウイルスや細菌が潜んでいる場合が多い。そのため降雪後は通常、大気質が良好で、胸いっぱい息を吸うことができる。

その一方で、大雪による気温低下は逆にウイルスの体内侵入にはプラスになる。専門家によると、体が冷え込むと呼吸器の粘膜が損傷しやすくなり、ウイルスの生存時間が延び、繁殖が旺盛になる。鼻腔に入るウイルスが細胞に感染する確率がさらに上がる。この面から言えば、本来無事に共存できるウイルスが気温の低下で体に入り、風邪の原因になることもある。(編集YF)

「人民網日本語版」2020年2月19日

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