四川省政府は18日、通知を出し、阿◆蔵(チベット)族羌族自治州(◆は土へんに貝)の黒水県・壤塘県・阿◆県、甘孜チベット族自治州の雅江県・炉霍県・色達県などチベット族地域の16県を貧困県から除外することを承認した。これより前に貧困県から除外されていたチベット族地域の16県を加えると、四川省のチベット族地域の全域が貧困脱却を実現したことになる。
四川省のチベット族地域は中国で2番目に大きなチベット族地域で、甘孜州や阿◆州、涼山州木里県など32の貧困県が含まれる。2013年末には2063の貧困村、36万人の貧困人口を抱え、貧困発生率は20.1%に達していた。しかし2019年末には、32の貧困県は全て貧困県から除外され、2063の貧困村も貧困村ではなくなり、貧困人口は2400人まで減少し、貧困発生率は0.1%まで下がった。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年2月20日