米国の証券取引所は現地時間の10日、投資家の間で新型コロナウイルスによる肺炎の経済への打撃に対して市場救済措置が取られるのではないかとの期待が膨らんだため、大幅に増加した取引の中で株価指数も大幅に上昇した。中国中央テレビアプリが伝えた。
ダウ平均株価は1167.14ドル(4.89%)上昇した。S&P500とナスダック総合は平均上昇率が4.9%を超えた。主要株価指数は少し前に急落し、ダウ平均は一時160ドル超下落した。
テクノロジー関連銘柄のフェイスブック、アマゾン、アップル、ネットフリックスの株価は上げ幅がいずれも4.8%を超えた。JPモルガン・チェースとザ・ホーム・デポはダウ平均上昇の牽引役となり、上げ幅がともに7%を超えた。ダウ平均ではテクノロジー・ビジネス関連銘柄の上げ幅が最大で、平均6%を超えた。エネルギー関連銘柄の上げ幅は4%。
市場アナリストは、「米国政府の財政政策が新型肺炎と原油価格のもたらした打撃を部分的に解消することができるが、問題を解決できるわけではない」との見方を示した。トランプ米大統領は9日に給与税の減税構想を打ち出し、特定の業界に対する税金の優遇措置などを含む具体的な政策を10日夜に発表する予定だとした。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年3月11日