北京市発展改革委員会(発改委)によると、中国初の「使い捨て成形高速マスク生産ライン」が延慶区で試験生産を開始した。同生産ラインはマスクを毎分400−600枚作ることができ、1日あたり生産量は50万枚以上で安定する。北京日報が伝えた。
「253145、253146、253147……」。18日午前、聯合益康(北京)生物科技有限公司の生産ラインのディスプレイで、マスクの生産データが目まぐるしく変化していた。食品検査キットを生産していた同社は感染対策の需要を受け、市・区の支援を受け既存の資源を活用しマスク生産ラインを新設した。同社のマスク生産設備は9日より調整を開始し、現在まで6日連続で試験生産を行っている。ペースは毎分500枚で、累計で市場に300万枚を供給してきた。今後は生産ペースをさらに上げる。
同社が使用するマスク生産設備は、中国初のマスク高速生産設備だ。設計上の最高ペースは毎分800枚で、従来設備の8倍にのぼる。同社は早期稼働に向け、工場の1階と3階の1200平方メートル以上の空間の改築を行い、民間マスク及び使い捨て医療用マスクを生産する基準を満たした。延慶区の関連当局も積極的に電力保障を提供し、作業員の職場復帰及び食事・宿泊などの問題解消に協力した。この生産ラインの生産に必要な原材料であるメルトブロー不織布や不織布は十分に確保されており、いずれも中国石化から提供されている。中国石化原材料保障チームはすでに企業内に駐在し、24時間態勢で原材料の供給を保障している。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年3月19日
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