米国がファーウェイに新たな輸出規制を発表　中国は断固反対

商務部（省）の報道官はこのほど、米国が打ち出した新たな輸出規制について、質問に答えてコメントを発表した。同報道官は、「中国は米国が発表したファーウェイを対象とする輸出規制の新たな規定に注意を払っている。中国はこれに断固反対する」と述べた。同省のサイトの情報として中国新聞網が伝えた。

【記者】米商務省は現地時間の5月15日にファーウェイを対象とする輸出規制の新規定を打ち出した。これについての中国のコメントは？

【報道官】中国は米国が発表したファーウェイを対象とする輸出規制の新たな規定に注意を払っている。中国はこれに断固反対する。

米国が国家の力を使って、いわゆる国家安全保障を口実として、輸出規制等の措置を乱用し、他国の特定の企業に持続的に圧力をかけて抑制するのは、市場の原則と公平な競争を破壊するものであり、国際経済貿易の基本ルールを無視するものであり、さらにはグローバル産業チェーン・サプライチェーンの安全に対する深刻な脅威だ。これは中国企業の利益を損ない米国企業の利益を損ない、他国の企業の利益も損なうものだ。

中国は米国に対し、直ちに誤ったやり方を中止し、企業が正常な貿易と協力を展開するための条件整備をするよう促す。中国はこれからすべての必要な措置を取り、中国企業の合法的権利を断固として守り抜く。（編集KS）

「人民網日本語版」2020年5月18日