中国科学技術大学が4日明らかにしたところによると、同大学の生命科学学院と中国科学院脳機能・脳疾患重点実験室の薛天氏のチームは、夜間の異常光を介してうつのような症状を引き起こす神経回路構造及び機能を初めて説明した。また、うつのような症状を引き起こすのがリズムや睡眠の乱れではなく、夜間の異常な光であることを証明した上、同回路の興奮性が昼夜のリズム・ゲートコントロールの調整を受けることを発見し、日中と夜間では光が感情に真逆の効果をもたらす内部メカニズムを初めて説明した。関連成果はこのほど「ネイチャー・ニューロサイエンス」に掲載された。科技日報が伝えた。
最近の研究によると、長時間の断片化された光と闇の刺激は、網膜から外側手綱核(perihabenular nucleus,pHb)の投射を通じ消極的な感情を誘発する。しかし感情に影響を及ぼすのが光なのか、リズムの乱れなのかは明らかになっていなかった。さらに重要なことだが、日中の光は往々にして人間の感情をポジティブに調整しており、こうした昼と夜とで光が感情にもたらす効果が真逆になることの背後にある原理についてはこれまで謎だった。
薛天教授のチームは夜間光干渉モデルを構築し、現代社会の異常な光照射モデルをシミュレートした。3週間連続で毎晩9−11時の2時間にわたりブルーライトを照射し、リズムもしくは睡眠を乱さないことを前提に、マウスにうつの行動を生じさせることができた。研究チームは光が時間帯(日中と夜間)によって感情に対して異なる調整を行うメカニズムについて研究を掘り下げた。単細胞パッチクランプと測光を通じ、さらなる研究を行った結果、ある神経回路が、正常な生理的条件のもとで、動物が昼夜が交替する際に光を浴びないようにし、そうすることで天敵から逃れられるようにしている可能性があることを発見した。この回路が人間の体内にも存在した場合、夜の人工的な光の環境に強要されるような形で、消極的な感情が誘発される可能性がある。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年6月5日
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