眠れない時にはどのような方法を試したことがあるだろうか。牛乳を飲む、羊を数える、それとも足湯をする?全部試してみても眠れなかった場合は、片方の足を布団の外に出してみるといい。変だと思われる方法だが、眠りやすくなるかもしれない。生命時報が伝えた。
研究者によると、ぐっすり眠るためには体温を1度ほど下げる必要がある。体温が低下すると倦怠感が生じる。人体は環境によって冷えるほか、皮膚を使い体温を下げることができる。具体的には、手や頭、足の皮膚には多くの細かい血管があり、また手と足には動静脈吻合があって、エネルギーの損失を調整できる。こうした血管は皮膚の表面下にある静脈に血液を提供する。足の皮膚が涼しい空気に触れると、足の血液が冷え、体温もそれに応じて下がり、眠りに近づく。しかしこうした部位が布団の下にあれば、体は熱を放散できない。片方の手や足を布団の外に出すと気持ちよく眠りにつけることがあるのはこのためだ。眠れない時に試してみてはいかがだろうか。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月29日