第3回中国国際輸入博覧会出展企業連盟第1回会議が26日、上海の国家会展センターで行われ、同時に乳業専門委員会と公衆衛生・感染対策専門委員会の設立も発表された。
上海市疾病予防管理センターの郭常義副センター長は、「現在の中国国内の新型コロナウイルス感染症の状況はほぼ抑制されているが、世界では引き続き感染が蔓延し、人々の生活に対して、社会の安定に対して、世界の生産とグローバル経済の運営に対して非常に大きな打撃となっている。第3回輸入博出展企業連盟の公衆衛生・感染対策専門委員会の設立は、重大な意義があり、ぜひとも必要なものだ」と述べた。
また郭氏は、「同委員会の設立は政府、医療、疾病管理などの専門的機関により構築された学術交流のプラットフォームであり、多くの出展企業の貴重な市場の需給マッチングのチャンスを提供している。公衆衛生・感染対策の経験、科学研究の成果、新技術や新製品を展示・紹介することで、今回の輸入博覧会の『公衆衛生・感染対策エリア』の成功と活気を促進し、公衆衛生・感染対策分野の持続可能な発展、および世界の公衆衛生システム建設とその最適化・イノベーションを後押しすることになる」と述べた。
感染症を受けて、今回の博覧会の医療機器・医薬保健エリアに注目が集まり、中でも今回初めて設置された公衆衛生・感染対策専門エリアがさらに大きく注目されている。現在、同専門エリアには50社近い企業の出展申込みがあり、展示面積は1万平方メートルを超え、公衆衛生・感染対策エリアの有名企業の90%をカバーし、その中には世界トップ500社や各業界のリーディングカンパニーが40社近く含まれる。
同日に行われた医療機器・医薬保健エリアの展示に先立つ需給マッチング会によると、複数の業界の有名企業が輸入博で戦「疫」の新製品を初めてお披露目する予定で、中国国内のバイヤーが高い関心を示している。
米医療機器メーカーのジンマーバイオメットのスタッフの劉■(品の口が火)さんは、「当社が今回の博覧会で展示する手術室感染抑制ソリューションには、手術室で発生した廃ガスと廃液の回収システムが含まれる。4層の濾過システムを備え、0.1-0.2マイクロメートルの微粒子を濾過して、現在の感染症予防の常態化の中での手術室における感染の抑制という新たな要求に応えることができ、米国食品医薬品局(FDA)の要求を満たせる現在唯一の手術室浄化設備だ」と説明した。
当日のマッチング会では、すでに「輸入博のボーナス」を手にした出展企業が現れた。ドイツの自然の空気エネルギーソリューションの企業は黒竜江省商務庁と戦略的協力に合意したと発表した。これから中国に投資して工場を建設し、医療用防護用品の中国での生産を加速し、世界トップレベルの医療用防護システムを専門的に製造する計画だという。(編集KS)
「人民網日本語版」2020年7月27日