人気の食事代替品で本当にダイエットできる?長期間食べると健康損ねる可能性

人民網日本語版 2020年08月10日13:40

「100%天然」、「必要な栄養素全てを摂取」、「お腹が空いても我慢する必要なし」、「すぐにダイエット効果あり」などとうたった食事代替品が最近登場し、瞬く間にネット上で人気商品となっている。その人気の勢いは欧米諸国から中国にまで波及している。では、食事代替品を食べて、本当にダイエットできるのだろうか?長期間にわたって、食事代替品を食べても大丈夫なのだろうか?北京青年報が報じた。

食事代替品の原理は「新手の節食」

食事代替品とは、名前の通り、機能的に、一部、または完全に主食や食事の代わりになる一部の食品だ。

全ての食事代替品は、カロリーが低く、食物繊維が豊富に含まれ、満腹感が長く続くという共通点がある。つまり、食事代替品のダイエット原理は、「新手の節食ダイエット」であるということが分かる。そのため、多くの人は一食当たり平均500‐1000キロカロリーを摂取しているが、食事代替品の場合200キロカロリーほどに抑えられている。一日三食、全てを食事代替品にし、しかも毎回一食分の食事代替品だけ食べるとすれば、1日に摂取するカロリー量はわずか600キロカロリーほどに抑えられるということになる。

長期間にわたり食事代替品を食べた場合の健康的デメリット4つとは?

英オックスフォード大学は、長期間にわたり一日三食に食事代替品を食べても問題ないかについて研究を行った。その結果、長期間にわたり、一日三食に食事代替品を食べると、体脂肪や内臓脂肪、肝脂肪がそれぞれ6%、11%、46%減った。しかし、心筋の脂肪は44%増加した。これは、長期間にわたり、低カロリーの食事代替品ばかり食べていると、心臓の機能に影響を与えることを示している。心筋に対する影響は、動悸や息切れ、狭心症、さらに最悪の場合、心肺停止などとして表れる。

2つ目に、肝臓や腎臓を損ねる可能性もある。多くの食事代替品は、一面的な効果やスピーディーな効果を追求しているため、薬物成分がひそかに添加されている場合が多い。もし、長期間にわたり、そのような食事代替品ばかりを食べていると、肝臓や腎臓に深刻な問題が生じる可能性がある。

3つ目に、疲れやすく、老けやすくなる。食事代替品に含まれている栄養素の量では、人体が必要とする6カテゴリー42種類の栄養素の必要を満たすことはできない。そして、食事代替品は生産加工の過程で、天然食品に含まれている「抗炎症、抗がん、抗酸化、アンチエイジング」の物質が流失している可能性が高い。この種の食事代替品に含まれている鉄は通常、無機鉄で、人体の吸収利用率はとても低く、貧血になりやすい。そのため、長期間にわたり食事代替品ばかり食べていると、顔が痩せて黄ばみ、しわが増え、疲れ顔になりやすいほか、あくびがよく出るなどの疲労、老化の症状も出やすい。そのような状態は、「活力に満ち、スタイル抜群の女性・男性になりたい」という、食事代替品を食べる目的とは相反することになる。

最後にリバウンドしやすい。その理由は、食事代替品を食べるダイエットの真相は、「新手の節食ダイエット」だからだ。もし、初めての節食ダイエットである場合、効果てきめんとなる可能はある。しかし、この種の節食ダイエットをすると、基礎代謝率が低くなる。長期間にわたり低カロリーの食事代替品ばかり食べていると、基礎代謝率が非常に低い状態になり、突然普通の食事に戻すと、落ちていた体重が一気にリバウンドすることになる。

そのため、食事代替品を食べることでダイエットはできるものの、それは諸刃の剣でもあるという結論を下すことができる。もし、肥満、または暴飲暴食が習慣になっている人が、医師や専門家の指導の下、食事代替品を、一部の食事の代わりに食べるのであれば、体重管理に役立つだろう。しかし、適正体重である人が、一日三食に食事代替品を食べて体重管理することは絶対に勧められない。適正体重の人にとって、最も良い体重の管理の仕方は、やはりバランスの良い食事と適度な運動だ。つまり、「口をコントロールして、体をよく動かす」のが一番なのだ。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年8月7日

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