ロケット少年に家具作り女子 若者たちの「ものづくり力」に脱帽

人民網日本語版 2020年08月20日14:14

全国各地の多くの大学がこのほど、学校に戻ってきた学生の第一陣を迎え入れた。新型コロナウイルス感染症が流行する中、あなたは自宅で何をして過ごしていたのだろうか。新学期が近づいた今、「ものづくり」に没頭して過ごした若者たちを見てみよう。人民網が伝えた。

ロケット少年:大好きなことを仕事にしたい

最近、大学生が作った固体燃料ロケットの打ち上げ成功の様子を伝える動画が人気を集めている。動画には、ロケットの設計から流体シミュレーション、製造、テスト、コントロール、最終的な打ち上げ、回収まですべてのプロセスが収められている。

ロケットの設計者は劉上さん。南京航空航天大学で宇宙航空工学を専攻する学生だ。

劉さんは中学校の時に航空模型やロケット、化学に興味を抱き始めた。それから現在に至るまで、ずっと情熱を持ち続け、「大好きなことをずっと続けてきた。いずれはそれを仕事にしたい」と話した。

劉さんの部屋

鉄道模型の達人:今していることのすべては、自分を大きく成長させてくれる

河南省周口市のある大学生がこのほど、自宅の畑にミニチュアの鉄道模型ワールドを作り上げた。トンネルや橋はもちろん、高速鉄道のミニチュアが実際に動いてトンネルを抜け、川を渡り、線路の切り替えもできる。

この「鉄道模型の達人」は張亜東さんで、現在大学1年生だ。3年前から機関車など電気で動く鉄道模型に夢中になり、今年4月に貴州省と雲南省を結ぶ「北盤江第一橋」の動画を見て感動し、自分の手でそれと似たような模型を作ってみようと決意した。問題にぶつかれば先生に教えてもらったり、鉄道建設のドキュメンタリー映像を見て方法を考えたりした。

3ヶ月間の試行錯誤を経て、ミニチュア鉄道が開通した。敷設された線路は70メートルを超え、橋の模型は6ヶ所ある。現在は第2期プロジェクトに取り組んでおり、南京の長江大橋と重慶の朝天門大橋の模型作成に取りかかり、自分の「鉄道王国」をますます充実させている。

張さんは、「今、努力していることのすべてが、少なくとも自分を大きく成長させてくれる」と考えている。

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