海南離島免税ショッピングが競争時代へ 三亜に新たに免税店3店舗

人民網日本語版 2020年12月31日16:13

海南省三亜市で30日、免税店3店が新たにオープンした。これまでの中免集団の独占状態を打ち破り、海南離島旅客免税ショッピングは競争時代に突入した。中国新聞社が伝えた。

同日オープンしたのは三亜海旅免税城、中服三亜国際免税ショッピングパーク、三亜鳳凰空港免税店。

今年7月に施行された離島免税新政策に基づき、海南島を離れる旅客(島内に居住する旅客を含む)は1人1年間のショッピング額累計10万元(1元は約15.8円)までが免税になり、免税の対象となる品目に酒類、電子消費製品など7品目が加わった。

熱帯のビーチリゾートとして人気の観光地としての三亜は、毎年1千万人単位の観光客を受け入れるが、これまでは離島免税政策に対応するのは三亜国際免税城だけだった。30日以降、常住人口70万人以上の三亜は免税店4店が共存する状態を迎える。

三亜海旅免税城には海外ブランド約350ブランドが入り、グッチビューティ、コルム、ジュラ、フレッド、ブランパン、バイファーなど初めて離島免税ショッピングの対象になるブランドがずらりと並んだ。30日のオープン当日、店内は大勢の客でごった返した。電子製品のコーナーでは、公式サイトでの定価が1万1899元のアップルの「アイフォーン12 Pro Max」最上位モデルが8898元で売られていた。お得な割引価格がウィンドウショッピングに来た人々の購買意欲をかき立て、店側は臨時のレジを増設して対応しなければならなかった。

海南省の「ヘルスツーリズム」という特徴的な位置づけに合わせて、中服三亜国際免税ショッピングパークは健康食品、サプリメント、医療機器、マッサージ器、栄養補助食品、電動歯ブラシなどを取り扱う。中服免税運営部の劉宏■(女へんに弟)副社長は、「中服免税は離島免税対象品目の拡充を実現し、スポーツ用品、時計、陶磁器などを初めて海南離島免税市場に導入している」と述べた。

新たに開設された三亜鳳凰空港免税店は化粧品、サングラス、腕時計、カバン類、輸入酒などの免税商品を扱う。「購入してすぐに受け取るスタイル」を採用し、購入した商品を受け取ってそのまま飛行機に乗ることができる。

離島免税政策は中国国民の海外消費を国内に還流させる上で積極的な役割を果たしている。統計によると、今年7月から12月28日までの間に、海南離島旅客免税ショッピング総額(税込み)は230億8千万元で前年同期比221%増加した。このうち免税ショッピング額は198億5千万元で同188%増加し、ショッピングした人はのべ373万3千人で同76%増加し、購入点数は2079万点で同122%増加し、1人あたり平均購入額は同63%増加した。

海南省の省都である海口は、近いうちに新たに3つの免税店をオープンする予定で、実現すると海南島全体で免税店10店舗が共存する状態になる。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年12月31日

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