中国国家統計局が10日に発表した報告によると、新中国成立以来70年で中国の主な消費財業界は、供給不足から十分な供給への大転換を成し遂げた。現在、中国の時計・自転車・ミシン・電池・ビール・家具・プラスチック加工機械など軽工業製品100種類以上の生産高は、世界のトップに立っている。人民日報海外版が伝えた。
中国のハイテク装備類は、スタートこそ出遅れたが、急成長を遂げた。2018年、中国における携帯電話の生産量は18億台、コンピュータは3億1千万台、カラーテレビは1億9千万台で、世界の総生産量に占めるシェアはいずれも、70%から90%に達している。また、自動車生産量は2781万9千台、長年にわたり世界トップの座を維持している。高速鉄道車両は、すでに中国の代名詞となり、海外に進出している。工業製品供給力の増加は、国民経済の著しい成長を支える有力なサポートを提供している。
新中国の成立から改革開放までの間は、中国国内の主要工業製品の供給不足に加え、工業発展のスタイルが半閉鎖型だったため、対外貿易は非常に限られていた。輸出商品についても、未加工製品や資源が中心だった。改革開放以降、整った産業インフラと総合コストの優位性を拠り所として、中国の対外貿易は、量・質とも一気に上昇し、国際競争力はみるみるうちに高まった。中国の物品輸出総額は、1978年時点でわずか168億元(1元は約15.7円)だったが、2018年には979倍増の16兆4千億元に達した。中国は、2009年から長年連続して、世界一の物品貿易輸出国の地位を維持している。(編集KM)
「人民網日本語版」2019年7月12日