今月7日24時の時点で、北京市では、18歳以上の住民の新型コロナウイルスワクチンの1回目の接種率が90.2%に達した。同市でワクチン接種を受けた住民の数は累計で1757万人、うち1482 万8000人が2回目の接種も終えており、接種終了率は76.2%に達した。同市のワクチン接種回数は累計で3230万7000回。うち、朝陽区と海淀区は累計で500万回を超えている。接種を受けた60歳以上の住民は250万6000人で、うち90歳以上が4649人だ。接種した人の中で最高齢は106歳だった。また、外国人2万9554人、香港・澳門(マカオ)・台湾地区出身者9002人が接種を受けた。北京青年報が報じた。
ワクチン接種を2回受けることは極めて重要だ。研究データによると、不活化ワクチンを1回しか接種しなかった場合、有効な免疫効果を得られることができない。感染を予防するのに必要な抗体ができるのは、2回目の接種から2週間経ってからだ。そのため1回だけの接種では、有効性が低くなってしまう。1回目の接種から3‐8週間後、つまり、21‐56日経った後、2回目の接種を受けることができる。
研究データによると、ワクチンを接種すると、高齢者の死亡率、80歳以上の高齢者の入院率が大幅に下がることが分かっている。現時点で、北京の高齢者250万6000人のうち、ワクチン接種後に、深刻な副反応が発生したケースは報告されていない。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年6月10日